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歯が抜ける?怖い歯周病、歯磨きしているのに治らない?歯周病を治す歯磨きとは?② どんな歯磨きがよい歯磨き?

[2015.10.29]

こんにちは。冨岡歯科医院 院長 冨岡栄二です。

 

歯磨きしてもよくならない??

 今まで、頑張って歯磨きしてきたのに、歯周病がなかなかすっきりしない、中には、歯周病はよくならない、年齢とともに進行するのはしかたがない、とお考えの患者様もいらっしゃいます。

 そんなことはありません。よい治療をすれば、歯周病の問題は十分解決できます。治療で大切なことがこの2つです。

1、歯科医院でのよい治療

2、患者様ご自身のよい歯磨き

 1と2の両方がきちんとできると、歯周病は劇的によくなっていきます。片方だけではいけません。「よい歯磨き」だけではいけませんが、「よい歯磨き」は、治療の一部として必ず必要です。

 

どんな歯磨きが良い歯磨き??

 どんな歯磨きがよい歯磨きでしょうか?細かなテクニックの前に、大切なポイントは以下の2つです。これがしっかり出来ていれば、よい歯磨きです。

1、プラークが隅々まで落とせている。

2、歯肉を傷めない、歯肉を押し下げない。

 (プラーク:歯の周りにばい菌が繁殖してべたっとついたもの、食べかすではありません。)

「プラークが隅々まで落とせている」とは、どんなこと?

 歯周病との関連で大切な場所は、歯の付け根、歯と歯肉の境目のところです。そこにプラークがついています。歯が並んでいると、外側と内側を磨けばよい様にみえますが、実際は、歯は一本一本別々に生えています。プラークは、歯の外側、内側だけでなく、歯の横の部分にもつきます。その部分にプラークが残っていることが多く、歯周病が進行しているのも、歯の横の部分が多いです。歯の横も磨く必要があります。「プラークが隅々まで落とせている」は、一本一本の歯の周り、ぐるり全周の歯の付け根部分がきれいに磨けている、ということです。歯の横を磨くには、普通のブラシでは届きませんから、別の形のブラシが必要です。それが歯間ブラシです。

 

各種サイズ 歯間ブラシ。場所ごとに適したものを使います。

「歯肉を傷めない、押し下げない」とは、どんなこと?

 一生懸命歯磨きをされている患者様のなかに、歯磨きが、強すぎたり、過剰になってしまったりしている方がおられます。すると、歯肉に傷がついたり、長い間には、歯肉を押し下げてしまい、歯の根が露出してしまったり、してしまいます。時には、歯肉がうずく感じがでたりします。歯磨きそのものがマイナスに働かない様に、気をつけたいものです。

 

お勧めの各種歯ブラシです。

「きれいに落とす!」が第一ですが、「歯肉を傷めない」にもご注意を。

 「プラークをしっかり落とすこと!」が、一番大切なことですから、まずは「しっかり歯磨きを!!」にかわりはありません。ただし、「歯肉を傷めない!」も頭にいれておいた方がよいです。

 何のために歯磨きをするかというと、「プラーク(ばい菌)を落とすため!!」です。プラークがとれてしまったら、それ以上落とすものはありません。プラークがしっかりなくなることの効果は絶大です。きれいになった所をさらに磨き続けると、さらに効果があがって、どんどん歯肉が強くなっていくかというと、そうではありません。よくない結果につながる危険があります。(ただし、それを気にしすぎて、プラークが残りがち、、は、もちろんよくありません。)

「きつくなりすぎず、上手に隅々まできれいに磨く!」が良い歯磨きです。

 

 

 

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